同じ病院でも医科と歯科は別会計で計算されることを初めて知りました。

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今日、妻が入院している病院に行くと3月分の診療費の請求書が妻の元に届いていました。

ナント!内科の6日分の診療費請求書歯科・口腔外科の20日分の診療費請求書の2通が入っていました。

明細を見ると、それぞれに個人負担限度額プラス食事代が記載されています。

つまり、(個人負担限度額×2)+(食事代×26日分)ということです。個人負担限度額を二重に支払わないといけません。

ひとつの病気でひとつの病院に入院しているので、私は、てっきり個人負担限度額と食事代(460円×3食×26日)だけだと思い込んでいました。

 

何かの間違いかなと思って事務の窓口に行って尋ねてみると、最初の6日間は内科の患者として治療をして、その後、歯科・口腔外科に回されたので、医科と歯科は会計が別になるという説明でした。

医科というのは内科、外科、眼科、皮膚科、耳鼻咽喉科など全ての診療科で、歯科・口腔外科だけが別会計になるそうです。どうして?

 

どうにも納得できないので、家に帰ってから私が加入している全国健康保険協会(協会けんぽ)のホームページを見ると、同じ医療機関でも医科と歯科は別計算になると書かれていました。また、同じ医療機関でも入院と外来も別計算になるそうです。

これは、国民健康保険を含む全ての健康保険が同じシステムのようです。

 

同じ病気、同じ病院で治療を受けるのに、なぜ別計算になっているのか考えてみましたが、病院は計算が一緒でも別でも健康保険組合から入る金額は同じです。

ということは、健康保険組合が個人負担を少しでも増やして健保組合の出金を減らすための制度なのかなと思いました。他にも、病院側が得する裏事情が何かあるのかも知れません。 

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口腔ガンの患者なのだから、病院も最初から歯科・口腔外科の患者として診療をすればいいのに、なぜ内科を経由するのか、その理由が理解できません。

確かに、以前治療を受けていた大学病院の口腔外科の紹介状を持って行った初日の診察は内科でした。そこでがん専門医の説明やPET検査などを受けました。

病院の診療費システムは複雑で、素人にはよくわかりません。

しかし、診療費請求書の保険点数をよく見ると、手術なしで26日間の検査や放射線治療などの診療費用の総額は約215万円(食費除く)です。

それが、私の所得の場合、高額療養費制度の限度額適用で11万5千円ほどの自己負担額になるのですから、日本の健康保険制度は実にありがたい制度です。

以前もブログに書きましたが、基本治療(手術・抗がん剤・放射線治療)だけなら、ガンの治療費も心配するほどのことはありません。

下記は70歳未満の自己負担限度額です。

保険加入者の所得によって限度額は変わってきます。

70歳以上は、さらに安くなります。

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