担当医や執刀医に謝礼金を渡す必要はない。

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私のブログの今までの100記事の中で、アクセス数が多いのは「担当医師への謝礼金のことで妻と口論しました」という下の記事である。

 

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Google で43%、Yahoo検索で37%と、ダントツ1位で圧倒的に多い。

この記事を投稿した今年の2月以降、常に1位の座にある。

こんな記事に関心が集まるということは、入院や手術をした際に、担当医や執刀医に謝礼金を渡すかどうかで悩んでいる方が多いという証だろう。

ひょっとすると、受け取るかどうかで迷っている医療関係者も見ているかも知れない。

 

謝礼金を渡すかどうかは、確かに悩ましい問題だと思う。

医療従事者が謝礼金の有無で患者の扱いが変わるとは思いたくはない。

しかし他の患者はみんな渡してるのに、自分だけ渡してなかったら、

治療がいい加減になるのではないかと不安になるのも人情だ。

特にガンなど、重篤になる危険性の高い病気の場合は、患者とその家族は藁にもすがりたい思いなのだ。

このお金で助けてもらえるのならと、誰しも思うだろう。

 

私の妻の場合、4回の手術をした大学病院では、担当医、執刀医全員が少額ながら受け取った。

転院した民間の医療機関(がん診療拠点病院)では担当医師と、親切な理学療法士に渡そうとしたが、受け取りを頑に断られた。

妻のためにと思って、かなり押し問答をしたが、最後まで受け取ることはなかった。

 

巷の噂では、大学病院の医師は躊躇なく受け取る医師が多いらしい。

中には、教授クラスは10万円、講師クラスは5万円と大体の相場が決まっている大学病院もあると聞く。

噂話なので、これが現実かどうかは知らないが、大学病院では医師への謝礼金は半ば常識になっているのかも知れない。

 

私の感覚では、民間病院の医師は受け取り、大学病院の医師は受け取らないのではと思っていたが、現実は全く逆だった。

民間病院のほうが教育が徹底されているようだ。

 

医師への謝礼金は全く必要ないと私は思っている。

職業人として当然の仕事をして、一般人よりも遥かに高い給料をもらっているのだ。

「珍しい病気を診させていただき、おかげでいい勉強になりました」と、

逆に医師から謝礼金をいただきたいくらいだ。

大学病院では実験用マウスみたいに研究・実験の材料にもされているのだ。

 

謝礼金の多寡で執刀に差をつける医師は、絶対に一人もいないと信じたい。

身入りがいいから医師になったという人は多いだろうが、

患者の身体にメスを入れる際に、手を抜こうと考える医師はまず100%いないと思う。

もし、そんな医師がいたら死刑だ!