秋の夜長をいっしょに過ごす可愛い女性の同居人?ができました。

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独り暮らしの私ですが、実は同居人が一人(匹)できました。いつも私の机の周辺を音もなく、そろりそろりと徘徊しています。ジャンプも得意で、たまには私の膝の上にも飛んできます。まるで忍者のようです。

虫メガネでよ~く見ると、目が大きくてなんとも愛くるしい顔をしています。

 

その同居人は、ハエトリグモ(蝿捕蜘蛛)です。クモや虫は好きではありませんが、このハエトリグモだけはちょっと可愛くて、殺したり、追い出したりできません。

今は私のペットみたいなもので、名前は「グーモ」といいます。

行動範囲は狭いようで、なぜかPCを置いてる私の趣味の部屋にいつもいて、机の回りの壁やカーテンなどを這い回っています。

今は、机の前のカレンダーの上を忍び足で散歩しています。

同居人と言っても、エサもやらないし、何のお世話もしていません。飼育方法もわからない、手間のかからないペットです。

 

このハエトリグモは、益虫で、蝿やダニ、ゴキブリの幼虫などを捕って食べてくれます。でも、我が家は集合住宅の5階なので、蝿もダニもゴキブリもまったく見ません(ダニは肉眼では見えませんね)。

一体、何を食べて生きているのでしょう。たま~にコバエを見ますので、そんなものを捕って食べているのでしょうか。食べ物も、飲み物もないような環境の中でよく生きているものです。生命力は強いようです。

 

日本に生息しているハエトリグモは180種類と言われています。ネットで調べてみると、我が家のペットは、どうやら「アダンソンハエトリ」という種類のようです。体長は1センチ近いので、グーモちゃんは多分メスでしょう。オスはもっと小さいようです。

このクモは、他のクモと違ってクモの巣を作らないのでいいですね。クモの巣を作ったら絶対に追い出します。

英語ではJumping spider(ジャンピング・スパイダー)というカッコいい名前で呼ばれています。その名のとおり、ジャンプが得意で、たまに壁から私の膝の上にピョ~ンと飛んでくることもあります。さすがにビックリしますが、可愛いペットですから、怖いとか気持ち悪いとは思いません。そのまま好きなようにさせていると、その内にどこかに消えていきます。

ちょっと指でさわっても逃げようともしません。「あたいの飼い主の爺やは優しい人でよかったわ」と安心しきっているようです。

 

今はどこにも姿が見えません。ちょっと目を離すと、すぐにどこかに隠れてしまいます。そして、また別の場所からひょっこり顔を出します。まさに神出鬼没の「くノ一忍者」です。