妻の保険を「120日型、通院特約付き」にしてなかったことを後悔しています。

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先日も書きましたが、妻が大学病院から転院したがん診療拠点病院での入院は53日間にもなりました。

最近の病院は長期入院をさせない方針なので、これは想定以上の長さで、私の計算も狂いました。

妻と私が加入している終身医療保険は、20年以上昔の若い頃に入った保険なので、入院給付金も少ないし、入院限度日数も60日間にしていました。

入院給付金は、30日型、60日型、120日型の3種類があります。保障日数が長くなるほど、当然ながら掛け金も少しずつ高くなります。最近は、日数無制限保障という保険もあるようです。

勿論、当時はガンになるなんて夢にも思ってもいなかったので、ガン保険も入ってなかったし、通院特約も付けていなかったことを今になって後悔しています。

 

後悔-1、入院限度日数を120日型にしておけば・・・

妻は、転院直前にも大学病院で3日間検査入院をしましたので、合計で56日間の入院になります。「入院60日型」ですから残り4日間分しか入院給付金は出ません。

(前回入院と次の入院の間が180日以上あれば新たに60日間の入院給付金が出ます)

 

昨日から再入院し、今度は退院まで何日かかるかわかりませんが、1ヶ月、2ヶ月間入院しても残りの4日分しか入院給付金は出ません。

120日型にしておけばよかったなと後悔しても、今さら契約更改もできません。

若くて元気な時には、ガンはおろか、入院なんて思ってもいませんでしたが、やはり、高齢になった時のことを考えると掛け金は高くなりますが、120日型にしておくべきでした。

入院の場合、高額療養費制度を使っても、年収300万円くらいの人で最低(大部屋で)1ヶ月に10万円ほどは必要です。所得の多い人はもっともっとかかります。

その他にもテレビカード代や貸し寝間着代など目に見えない出費も結構あります。

入院給付金がなくなると家計への負担は大きくなり、長引くほど大変になります。

私も、これからどうなることかと不安でいっぱいです。以前は長く入院してくれることを願っていましたが、今回は1日でも早く退院してくれと祈っています。

勿論、お金のために。

後悔-2、通院特約を付けておけば・・・

ガンの場合は、早期発見でも退院後約5年間は通院での経過観察は避けられません。また、最近は通院で化学療法や放射線治療をする医療機関が多くなってきています。むしろ、通院での治療がメインになってきています。私の妻のように長期入院治療は非常にレアなケースです。

通院も、その都度の病院や薬局の支払い、交通費などが必要です。通院保障を付けておけば、1日につき5,000円とか10,000円出るので助かります。

 

最近のがん治療は、医療の進歩で死ぬことは少なくなりましたが、完治することもありません。生かさず、殺さずで治療が今後ますます長期に亘ることは必至です。

がんと診断されてからは契約を更改することは一切できません。元気な若い時、掛け金も安い時に少し無理をしてでも「120日型、通院特約付き」保険に加入しておくのがよいのではと思います。

 

先進医療特約という、「陽子線治療」や「重粒子線治療」などの健康保険が適用されない先進医療まで保障する保険もありますが、これはあまり必要ないのではと私は思います。

そんな医療機器を備えた特殊な病院は全国でも数カ所しかありませんので、付き添いの家族も大変です。

先進医療を受けても、病院に縛りつけられて、ただ、ほんの少し寿命が延びるだけですから。

この記事は、保険の広告ではありません。

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