税金ムダ遣い議員の「就職活動」に協力する必要はない!

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今日、当地では県知事と県会議員の投票日で、選挙戦も終わり、ようやく町が静かになりました。

選挙カーのキンキンとしたヒステリックな女性の断末魔のような声は、どうにも私の癇に障ります。

もう少し、ゆっくりと穏やかに話せないものかと選挙の度に思います。

この女が目の前にいたらぶん殴ってやりたいとさえ思う時があります。

私は、特別うるさい候補者には絶対に投票しないことにしています。

昔は「ウグイス嬢」なんて呼ばれていましたが、ウグイスどころかカラスの鳴き声の方がまだのんびりしていて苦になりません。

選挙カーでの宣伝活動は、自治体の迷惑防止条例から除外されているそうで、文句もつけられませんので、じっと我慢するしかありません。

私が嫌いな職業人のNo.1は議員です。

立候補者は、選挙の時だけアクセル全開の米つきバッタみたいに頭をペコペコしながら、わざとらしい作り笑顔で握手を求めてきます。

しかし当選した途端に態度はガラッと変わります。さも、自分の力量と人気だけで当選したように錯覚して威張り腐っています。

投票してくれた人に対しても「あんたどこの誰? 私は議員先生よ。あんたがた庶民とは違う特別な人間だよ」と変貌してしまいます。米つきバッタも疲れたのか、頭が後ろに反り返り顎が突き出ます。

私の嫌いな職業人は、教師や警察官など色々ありますが、トップはやはり議員です。そして、議員になりたいと思う人間も嫌いです。

選挙活動は、自分の生活がかかった「就職活動」なのです。

私は、選挙活動というのは候補者の「就職活動」だと思っています。演説では「市民のため、県民のために」と、まことしやかな理想論を並べ立てていますが、そんなきれいごとの公約を一介の議員が実現することなんかできる訳はないのです。

また、高い志を持って、身を投げ打って市民の公僕として働こうという議員なんてひとりもいません。

なぜ議員になりたがるか、それは楽して威張って高い給料をもらえるからです。

ただ、落選することもあるので、ハイリスク・ハイリターンの不安定なギャンブラーみたいなものです。

 

私の住む福岡県の県会議員の平均所得は年間1,500万円ほどです。その他にも政務調査費などがプラスされたり、税金で海外旅行(視察)をしたりしています。

雇い主(納税者)であるはずの我々庶民から「センセー、センセー」と呼ばれ、チヤホヤされて高給をもらえるのですから、乞食や役者と同じように、3日やったら辞められないことでしょう。

仕事内容も一般のサラリーマンに比べれば楽なものです。何も喋らなくても議会に顔さえ出していれば身分は保証されるのです。

いてもいなくてもどうでもいいようなものなので、普段、彼らが何をしているのかサッパリ知りません。

多分、議員は片手間の副業で、本業に精を出しているのでしょうか。

彼らの仕事のほとんどは、自分の「就職活動」です。

落選すれば1,500万円の報酬がなくなり、会社経営者や弁護士など、戻れる仕事がある人以外は再就職先もなく、「ただの無収入のオッさん」になるので候補者も選挙活動は必死です。選択肢があり、やり直しのきく大学生の就活どころではありません。

時々、「辻立ち」という通勤時間帯などに街頭演説をしている議員を見かけることがあります。「あのセンセー熱心だね~」と感心して聞いている人もいますが、あれも自分のための「就職活動」のひとつなのです。

私の家の近所でも毎月2回、朝7時頃から市会議員が携帯拡声器を使ってやっています。一度クレームのメールを入れましたが、やめてくれません。

どせやるなら、交通整理や道路の清掃でもやってくれれば少しは町の役に立つと思うのですが。

 

最近、何のお世話にもなっていない赤の他人の「就職活動」のために、わざわざ投票所まで足を運ぶのがバカバカしく感じるようになりました。