Eastman AR-403CE 憧れの美しいギターを手に入れました。
久々にギターの紹介です。
容姿が美しく、長年恋いこがれていた念願のギターをやっと手に入れました。
妻をなくした寂しさを紛らすために、妻には内緒でちょっとだけムダ遣いです。
アメリカのEastman Stringsというヴァイオリンやチェロなどの弦楽器専門メーカーが作っているギターです。
フルホロウボディーのアーチトップで、ピックアップ1個のJAZZギターです。
色は「アンティーク・レッド」という赤っぽいラッカー仕上げで、とても美しいギターです。
新品だと13万~15万円で販売されていますが、勿論、私が購入したのは中古品です。純正ハードケース付きで、8万円でちょっとお釣りがくるくらいの価格でした。
半ば年金生活の貧乏高齢者なので、とても新品は買えません。
中古ながら非常にコンディションが良く、ほとんどキズもなく、フレットの減りやネックの反りも全くない新品同様のギターでした。これは大当たりでした!
製造が昨年の1月ですから、まだ新しいギターで、それほど酷使されてもないようです。
このギターの特徴のひとつは、ヴァイオリンメーカーならではの容姿端麗さと、仕上げの良さです。
製造年代によってテールピースが金属製のものや、ピックガード、ブリッジ、テールピース、フィンガーボードがローズウッド製のものなど、同じ型番でも何種類かあるようです。
私が入手したものは、これらの木製パーツが全てエボニー(黒檀)です。一般的にローズウッドよりもエボニーのほうが硬くて高級材とされていますので、私の好みにピッタリでした。
高級感があり、赤いボディーを引き締めてハッキリとした顔立ちになっています。
ボディーは全てメイプルの合板ですが、ただ既製の合板をプレスするのではなく、薄い板をプレスしてから張り合わせていくという、Eastman社独特の工法で作られているそうです。
ニトロセルロースラッカー仕上げは光沢が美しいのですが、ウレタン塗装よりも強度が弱くて傷つきやすいので、取扱いと手入れは慎重にしないといけません。
スケール(弦長)は約63.5cm、ナット幅は約4.4cm、ボディーの厚さは6.5cmとJAZZギターにしては薄めです。ピックアップはハムバッカーが1個だけです。
ボディーの横幅は結構大きくて、普通のHCには入りません。
集合住宅住まいなので、アンプを通しては弾けませんが、生音は、音量は普通のアコギ程度ですが、柔らかくて澄んだ、なかなか良い生鳴りです。もう少し低音が鳴ると言うことないのですが。アンプに繋げばもっとJAZZYな音になるでしょう。
何と言っても、このギターの一番の特徴は、その弾きやすさでしょうか。
重量は2.6kgと、やや重いのですが、薄めのボディーで抱えやすく、何故か非常に弦を押さえやすいのです。
今までにたくさんのギターと出会ってきましたが、このフィンガーボードは弦が押さえやすく、とても弾きやすくできています。
軽くセーハーした音もきれいに出るし、ミスが少なくなって私の下手な演奏でも上手に聞こえます。
弾きやすいギターって本当にあるんだなと再認識しました。
以前、このブログで紹介したIbanezのJAZZギターは手放したので、今はエレガットとアコギを含め、3本のギターを使っています。
JAZZギターは、多分これが最後の購入になるでしょう。
LandscapeというメーカーのJAZZギターも欲しいのですが、これは35万円から50万円もするので、とても手が出ません。
宝くじが当たったら買う予定です。