一人になって、気が付けばブツブツと独り言を言ってます。

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先日、妻に先立たれて変わったことをいくつか書きましたが、最近もうひとつ気が付きました。

それは、無意識に「独り言」を言ってることが増えました。

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 一人暮らしになると3連休の場合、3日間誰とも口をきくことがありません。

この年齢になると、特に親しい友人もいませんし、兄姉も80歳を超えていますので、特別な用がない限り電話をすることも、かかってくることもありません。ひとり息子も家庭を持っているので、ご機嫌伺いの電話なんかしてきません。たま~にメールが来るだけです。

ですから、連休の間は全く会話がありません。コンビニやスーパーに買い物に行っても店員さんと話す話題もありません。

実際、昨日と今日の2日間、全く人との会話はありません。多分、明日もないでしょう。

 

でも、家の中で無意識のうちに独り言を言っていることに気付きました。

妻の写真に向かって言葉をかけることは、しょっちゅうですが、部屋の掃除をしながら、料理をつくりながらでも何かブツブツと自分に言い聞かせるように呟いています。「多分これでいいよね」「ここはこうすればいいか?」「それはダメだよ」などと、自問自答しているのです。もし、誰かに覗き見されていたら、「このオッサン、ここ大丈夫か? 認知症じゃねえのか?」と思われることでしょうね。

 

今は、まだ平日は会社勤めをしているので、会社では若い同僚たちと仕事やプライベートなことなど、色んな話をしています。

バンドの練習も楽しんでいます。

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でも、仕事を辞めたら何日も人と会話をすることもなく、毎日独り言だけの暮らしになるのでしょうね。

私は、比較的「孤独=ひとり」には強いほうですが、これが何ヶ月も何年も続くと、果たして耐えることができるのかどうか疑問です。

しかし今の世の中、一人暮らしの高齢者は腐る(早く腐ってしまえばいい)ほどいるわけですから、慣れてしまえば孤独に耐えることも意外と簡単にできるのかなとも思っています。

 

テレビで「ポツンと一軒家?」という番組をたまに見ますが、本当にな~んにもない奥深い山中の一軒家に、一人っきりで自給自足の暮らしをしている高齢者がいます。

そんな山奥の高齢者に比べれば、ちょっと歩けばコンビニも、居酒屋やバーなども近くにあるので、どうしても他人と話しをしたくなったら外に出かけ、ちょっとバーなどに立ち寄れば会話をすることもできるわけです。

 

でも、人付き合いや、話をすることがあまり好きではない私は、家に引きこもって、本を読んだり、映画を見たり、ギターを弾いたりしながら、独り言をブツブツ言ってることでしょう。

天井を見上げ、安物のウィスキーを舐めつつ、「孤独っていいな~」とやせ我慢しながら、涙腺を緩めて暮らしていくことになるのだろうと思います。

そして、人知れず、ひっそりと旅立つことになるのでしょう。病院や医者、健診も大嫌いなので・・・。

特殊清掃人にお世話になる可能性が大きいようです。その節はよろしくです。