マンションは賃貸がおすすめ。分譲よりも快適です。

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我が家のベランダから満開の桜が見えます。

緑に包まれた小高い丘には私立の中高一貫校と女子短大があり、桜の木もたくさんあります。なかなかきれいで環境の良い学園です。

 

今住んでいるこの6階建ての集合住宅は賃貸ですが、その前は分譲の集合住宅に住んでいました。

7階建てでしたが、僅か24世帯という小さな集合住宅だったので自主管理になっていました。

普通は管理はビル管理会社に任せますが、自主管理なので管理人と会計の役が半年任期で順番に回ってきます。

他に、管理組合の理事長も1年任期で順番に回ってきます。理事長になると年に1度の管理組合の総会の司会もしないといけません。

さらに、2ヶ月に1度、共有部分や外回りの清掃と草取りを住民が協力してやってました。

若い頃は別に苦にもならなかったのですが、歳をとるほどに管理人や会計の役をするのが面倒になりました。

居住者もみな高齢になり、管理会社に依頼しようという話もありましたが、世帯数が少ないと1世帯当たりの負担が大きくなるので、話もなかなかまとまりません。

そこで、3年ほど前に不動産買取業者に売却して現在の駅前の賃貸に引っ越しました。

若干狭くはなりましたが、家賃は分譲に住んでた時のローン、管理費、修繕積立金、固定資産税の合計とほぼ同じです。

 

賃貸に引っ越して正解だったなと思っています。

良いこと-1

隣近所との人間関係の煩わしさが全くありません。

分譲の場合は、どうしても隣近所とのお付き合いは避けられません。中には気の合う人、合わない人がいて、何かと人間関係が原因のストレスがありました。

特に専業主婦の妻は色々と大変だったようです。独り暮らしのクレイマーのおばさんや管理費を滞納する人もいて、ご近所トラブルも度々ありました。

ところが、賃貸では郵便ボックスに名前も表示されていないので、住人の名前すら全く知りません。まして職業や家族構成などもわかりません。

プライバシーは、ほぼ完璧に守ることができます。

廊下やエレベーターで顔を合わせてもちょっと会釈をするだけです。これは、私のような人付き合いは苦手で避けたい人間にとっては非常に好都合で、快適で、最高の利点でした。

 

良いこと-2

とにかく、何もしなくていいのです。

廊下や階段、エントランスなどの掃除は定期的にビル清掃会社が来てやってくれます。

分譲マンションのような管理組合の会議も全くありません。

 

良いこと-3

住宅設備が故障したら、管理会社に連絡すれば全て無料で修理をしてくれます。

以前、水道とガス給湯器に不具合がありましたが、無料で交換してもらいました。

分譲の場合は専有部分の設備の修理は全て自分で負担しないといけないので、建物が古くなると修理費用も徐々に増えてきます。

 

良いこと-4

建物が古くなったら、気軽に引っ越しができます。

最近、各地で限界マンションの増加が問題になっています。昔のマンションブームの頃に建ったマンションは30年~40年が経過し、老朽化が進んで建物の寿命がきて、売りたくても売れなくなります。

つまり、ローンを返済し終わった頃には資産価値もなくなって幽霊マンションになってしまうのです。

築30年を超えると限界マンションのリスクを考えないといけなくなります。

その点、賃貸でしたら気軽に新しい集合住宅に引っ越しができます。

限界マンション ―次に来る空き家問題

限界マンション ―次に来る空き家問題

 

私には息子が一人いますが、大阪に世帯を持っていて地元に帰ってくることもないので、持ち家も必要ありません。

持ち家があると却って後々の処分が大変になってきます。

 

私のように人付き合いが苦手、煩わしいという方には、賃貸の集合住宅をおすすめします。