70歳を過ぎてもサラリーマンを続けているということ。

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私の場合は、62歳まではフリーランスでデザインの仕事をしていました。

62歳の秋に取引先の印刷会社からお呼びがかかり、まあまあ条件も良かったし、その頃はフリーランスのデザイナーも厳しい状況だったので、その会社に勤務することにしました。その時は5年契約の年俸制の「契約社員」でした。

その会社で67歳までの5年間、正社員と同じように働きました。年俸制の契約ですから当然ボーナスや残業手当はありません。給料は5年間決まった額です。

5年間の契約が切れ、67歳でその会社から一端身を引きました。その後は暫くのんびりし、少しアルバイトもしました。

そうこうして70歳になった時、若い社員が急に辞めたのでという理由で再び同じ会社からお呼びがかかりました。それで再びサラリーマンに逆戻りです。

今度は1年ごとの契約更新で給与も時間給にと雇用形態も変わり、身分も「嘱託社員」と変わりました。時間給ですから残業をたくさんすれば給料は増えますし、ボーナスも正社員と同じようにいただけます。しかし、契約社員だったころの給料と比べると減額です。それでも、警備員や管理人といった高齢者のアルバイトに比べたら非常に恵まれたほうだと思います。

 

私が勤務している会社は60歳が定年で、その後65歳まで雇用延長社員として時間給で働きます。65歳になると皆辞めていくので、もちろん私が最高齢、社長よりも年上です。

この年齢でも働かせてもらえるというのは、大したスキルではありませんが、デザイン屋として蓄積した長年の経験があったからだと思います。

資格を取るほどの頭はなかったけど、まあこんな拙い技術でも身に付けておいて良かったなと思う今日この頃です。

もうすぐ、誰もが70歳、75歳まで働かないといけない時代がやってきます。その時に備えて、何かしら資格を取っておく、技術を身につけておくということが大切になるのではと思います。

 

今は、早くリタイヤしてのんびりしたいなという思いと、好きな仕事なので完全に離れるのも淋しいなという思いが半々です。

フリーランスだったので退職金はないし、年金(国民年金)も少ないので、悠々自適な老後の暮らしは期待できそうもありませんね。