ギター・ウクレレの弦高調整の必需品 ぜひ1セット!

新品のギターやウクレレを買うと、ほとんどが弦高が高めに設定されています。特にガットギターは高いです。これは弦高が高い方が音に張りがあり、音程も安定するからだと思います。

でも、弦が高いほど左手の指で弦を押さえるのに強い力が必要になり、ちょっと弾きずらいんですね。特にセーハー(人差し指だけで6本の弦を押さえる)をした際にきれいな音が出ません。

そこで、ほとんどの人が僅かな音の劣化を犠牲にしてでも、弾きやすくするために弦高を低くしたいと考えます。そう極端に音が悪くなるわけでもありませんので。素人にはまずわからない程度です。

この調整は楽器店のプロに依頼するのがいいでしょう。購入した楽器店でサービスでしてもらえるようです。

専らネット通販やヤフオクで購入する私は自分でやってます。

 

ナットの溝を深くするツールを見つけました

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ギターの弦高を低くしたい場合、普通はサドルの下部をサンドペーパーでゴシゴシと削ります。これは簡単で、サンドペーパーさえあれば誰でもできます。コツは、できるだけ水平になるように削ることです。

しかし、ナットの溝を深くして弦高を下げる場合は道具が必要です。正式な商品名は何と言うのか知りませんが、アマゾンで見つけました。アマゾンでは「弦楽器製作ツール 13サイズ ファイル サンドペーパー」とありました。

13種類の太さの違う棒状ヤスリのセットです。ナットの溝の幅は6種類なので、それぞれに合った太さの棒ヤスリを選んで溝の底部を前後にゴシゴシと削るわけです。これはなかなか便利です。

これを見つけるまではナットの溝を削ることはあまり考えませんでした。ひたすらサドルだけを削っていました。でも、ローポジションを押さえやすくするにはナットの溝も低くする必要があります。少し低くするだけで押さえる力が必要な1~3フレットが楽になりました。

 

但し、削り過ぎにはくれぐれもご注意ください

削りすぎると弦が複数のフレットに触れて音がビビることになります。少し削っては弦を戻して弾いてみるを繰り返しながら慎重に少しずつ削ってください。

でも、削り過ぎた場合の修復方法はあります。削り過ぎた溝にアロンアルファーなどのペースト状の瞬間接着剤を爪楊枝の先に少量付けて埋め込みます。そして接着剤が完全に固まったら、また慎重に削ります。私も失敗してはこの修復方法を何度かやりましたが、別に音には影響ありませんし、見た目にも全くわかりません。

さすがに超高級ギターは怖くてできません。持ってもいませんが。超高級ギターをお持ちの方は、プロに頼みましょう。

この棒ヤスリ13本と10種類ほどの細めから粗めの名刺よりやや大きいサンドペーパーがセットになっています。ギターやウクレレを弾く方は是非1セット持っておくと便利だと思います。