スマホがあれば何もいらない? 最近の若者の2つの不思議

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不思議ー1  恋愛をする人が少ない。

小さな会社ですが、私が勤務している会社にも20代から30代の若者が何人かいます。

会話の中で冗談半分に「付き合ってる人いるの?」と尋ねると、大体「そんなのいません」と答えます。それが本当かどうかはわかりません。でも、永年人間をやってきた私には彼らの様子を見ていると大方わかるのです。

特定の人と付き合いをしている若者は、どうやら男女ともにいないようです。

そして、私には信じられないことですが、そんな願望も昔の人間に比べると希薄なようです。別に彼女や彼氏を欲しいとも思っていない様子なのです。これは非常に不思議です。

私が今の会社にお世話になるようになってから9年半ほどになりますが、1度も社員が結婚したという話を聞いたことがありません。おかげで、お祝儀を出すことがなくて助かりますが・・・。

また、昔は普通にどこの会社にでもあった社内恋愛の噂も全く耳にしたことがありません。本当に不思議です。

私が知っている若者といえば会社の社員や、甥だけですが、全員が「草食系」なのです。これでは日本の人口が減る一方なのも仕方ないことだと思います。

 

なぜ恋愛願望が希薄になっているのか、明確な理由はわかりません。女性の社会進出の増加とか経済的な問題が原因だと言う方もおられますが、そんなことと恋愛願望は関係ないような気がします。金がなくても恋愛はいくらでもできます。

しかし日本人の婚姻率の低下や晩婚化という現象から見ても、これは明らかなようです。

人類が進化しているのか、退化しているのかと言えば、恐らく退化しているのだと思います。全ての生物には種の保存という本能があるはずですが、この本能が低下しているということは人類が退化している証拠ではないかと思います。

まあ、日本だけの現象かも知れませんが。

 

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不思議ー2 酒を飲む人が少ない。

私は、大学に入ってからすぐ酒を飲むようになりました。友人にも酒好きが多くて、みんながアルコールに強くて酒浸りの日々でした。

夜な夜な、吐いては飲むを繰り返していました。社会人になってからも友人と前後不覚になるまで飲み明かし、酒税をたくさん納めて国家に貢献してきました。

しかし今の若い人は全員が好んで酒を飲みません。年に1度くらいの会社の宴会で少しは飲みますが、昔の若者のようにヘベレケになるまで飲むという人は一人もいません。

本当にお付き合い程度で、酔っぱらってくだを巻いているのは決まって年寄り社員ばかりです。若者は飲むことよりも食べること優先です。黙々とただひたすら食べています。

また、会社帰りに同僚と酒を飲んで上司の悪口を言ったり、愚痴をこぼしたりして憂さを晴らすなんてことも全くしません。これも私から見ると最近の若者の摩訶不思議のひとつです。

 

私の息子(36歳)も全く飲みませんし、何人かいる甥たちも誰も酒を飲みません。

彼らに「なぜ酒を飲まないのか」と尋ねてみると「飲めば飲めるけど、別に飲みたいとも思わない。美味しくもないし」という返事が帰ってきます。この回答はほぼ全員一致です。

国の調査から見ても、実際に若者の酒離れが進んでいるのは確かなようです。「酔っぱらうのはカッコ悪い」と思っている若者が多いようです。

この原因を私なりに考えてみるところ、今の若者の父親は大体団塊の世代です。そんな父親が酒に酔っぱらって醜態を晒しているのを今の若者は子どもの頃からずっと見てきているわけです。

そして、「自分は絶対あんな大人にはならないぞ」という思いが心の奥底にあるのではないかと思います。

つまり、父親が反面教師になって、子どもが酒飲みにならないように教育したのではないでしょうか。

でも、私の親爺も大酒飲みでよく醜態を晒していたけど、私のきょうだいはみんな酒飲みだから、それが原因でもないのかな?

本当の原因はよくわかりませんが、これも「アルコールに弱くなる」という人類の退化ではないでしょうか。

何か冷めて見える最近の若者は、一体何が楽しみなのでしょうか?私には理解できません。