市立図書館デビューで一石二鳥のメリット発見!

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私の住まいから徒歩で5~6分のビルの中に規模の小さな市立図書館の分館があります。そのガラス窓には大きく「こどもと母のとしょかん」と書かれています。

いつも近くを通っていて、その存在は昔から知っていましたが、子どもと母のための図書館だから絵本や児童書、料理や手芸、ダイエットの本しか置いてないのだろうとずっと思っていました。

先日、こんなオッさんが入ってもいいものだろうかとちょっと躊躇いましたが、厚かましさと勇気を出してガラスのドアをそっと開けてみました。

「場違いの人間が入ってきた!」と、好奇の目線が一斉に集中するのではと内心ヒヤヒヤでした。

ところが、入ってみて驚きました。普通の図書館と同じように、様々なジャンルの小説が本棚にビッシリ並んでいるではないですか。

その名に反して、子どもや母親らしき姿は全く見当たらず、数人の高校生が静かに勉強をしていました。

むしろ児童書や母親向けの本よりも大人向けの小説が圧倒的に多いのです。

純文学から推理小説や時代小説、最近のベストセラー小説など、私が読みたかった本がズラリと揃っているではありませんか。その蔵書数は近くの書店よりもはるかに豊富です。

特に、当地の出身である「松本清張コーナー」は充実の品(書籍)揃えです。

 

受付の女性に尋ねてみると、会員登録すれば無料で2週間に10冊まで借りることができるということです。

早速、免許証を提示して会員カードを作ってもらい、2冊の小説を借りました。借りたのは最近はまっている時代小説です。

浅田次郎の「赤猫異聞」と葉室 麟の「散り椿」

「散り椿」は、最近、岡田准一、西島秀俊、黒木 華の主演で映画化されたので、是非読んでみたいと思っていた1冊でした。買えば税抜き1,700円です。Lucky!!

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散り椿 Blu-ray(2枚組)

散り椿 Blu-ray(2枚組)

 

これで、本の購入代金もダウンサイジングすることができました。

今までは、本はアマゾンやヤフオクで買って読むものと思っていたので、文庫本中心でも月に2,000~3,000円は本の購入に出費していました。これからは図書館の利用で出費がゼロになります。

それに、私は、本を保存しておくほうではないので、読んだ後の本が重くて邪魔になるんです。かと言ってゴミとして捨てるのも作家に悪い気がして勿体ないので、時々まとめてヤフオクで二束三文で処分していました。しかしこれも出品や梱包、発送の手間隙がなかなか大変で頭を悩ませていました。

これからは、この図書館で借りることにすれば、無料で借りれるうえに処分することも考えずにすみます。一石二鳥のメリット大発見です。

もっと早く勇気を出して、この図書館に入ってみれば良かったなと後悔しています。

散り椿 (角川文庫)

散り椿 (角川文庫)

 

「市立 こどもと母のとしょかん」というネーミングがいけません。

明らかにオッさんには来てほしくない、大人の男性は入館をご遠慮くださいというネーミングではありませんか?

このネーミングだと、お母さんが子ども連れで来て、子どもに絵本や児童書を読み聞かせる場所という、男は立ち寄り難いイメージしか持てません。

多分、ミステリー小説や時代小説を子どもは勿論、母親も読まないでしょう。少なくとも、私は今まで時代小説が好きという女性に巡り会ったことはありません。

なぜ普通に「市立図書館●●分館」というネーミングにしないのでしょうか?

また、私の不思議がひとつ増えました。

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